我々I.P.Gは多くの方々に支えられ、この度20周年を迎えるに至りました。
これを記念し、2023年2月17日にI.P.G20周年記念研修旅行として長崎県の対馬へ漂着ゴミの現状を見学に伺いました。
対馬空港よりマイクロバスで揺られる事1時間程、目的地の赤島海岸へ到着しました。
綺麗な海が広がる一方で、海岸沿いに目をやると驚くほどの漂着ゴミの山が点在していました。
今回案内をして頂いた、一般社団法人 対馬CAPPA 事務局 原田様によりますと、全長82kmの細長い対馬は日本海に流れ込む海洋ゴミの防波堤となっており、対馬海流が東シナ海から日本海へ流れ込む入口に位置することと、北西の季節風の影響により、東アジア諸国から大量の海洋ゴミが漂着しているとのことです。
対馬には昨年1年間におよそ58,000㎥のごみが漂着していると推定されました。これは25メートルプール160杯分に及び、そのおよそ7割が韓国及び中国からの漂流ゴミなのだそうです。
2019年度は約2,140m3の廃プラスチック、約653m3の漁網類などを回収されています。しかし、処理予算額にも限度があり、回収出来ず放置されているゴミが非常に多いとのことでした。
可能な限り回収した漂着ゴミは対馬クリーンセンターへと搬入されていました。
廃プラ類に関しては破砕後、ペレット状にしたものを伊藤忠商事等へ販売されているようです。
大小様々な発砲スチロールも大量にあり、それらをリサイクル可能な状態にする為にかなり手間の掛かる作業を続けておられました。
既に世界の海に存在しているといわれるプラスチックごみは、合計で1億5,000万トン。そこへ少なくとも年間800万トン(重さにして、ジェット機5万機相当)が、新たに流入していると推定されています。プラスチックごみの問題を解決するために必要なことの基本は、いわゆる3Rです。リデュース、リユース、リサイクルこれを徹底することが、海に流入するプラスチックを減らすことにつながります。
もちろん一人ひとりが日頃から取り組む必要性が望まれますが、我々I.P.Gだからこそ出来る取り組みとは何かを考えさせられる経験となりました。
対馬での見学を終えた後は福岡市へ戻り、旅行の醍醐味でもある懇親会が開かれ大いに盛り上がりました。
偶然にも旅行日程と誕生日が重なりました、布施理事並びに佐藤副議長のお二人には中野会長よりお祝いの品が送られました。おめでとうございます!
ジャンケン大会は最高潮に盛り上がりました!
皆様の最高の笑顔が、I.P.G全員最高のパートナーであることを証明していますね!
2日目はゆったりと南蔵院や太宰府天満宮をめぐり、福岡の地を満喫しました。
今回の旅行でI.P.G会員の絆がより一層強く深くなりました。
今後も40年、50年を目指し、モットーである『楽しめ』『刺激し合え』『かっこよくあれ』を実践していきましょう!